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機能ガイド 21·2026-07-18·読了 約5分

Claude・Gemini CLIからZimakuを操作する(MCP連携)

『さっきの収録、田中さんの発言だけ抜き出して』『この2セグメントをつなげて』——Zimakuで開いている文字起こしを、Claude DesktopやGemini CLIなどの外部AIクライアントに直接触らせられます。読み取り・編集・ジョブ操作・書き出し・スタイル調整まで5系統のツールが揃っていますが、既定は無効で、有効化には明示同意と有料プランが必要です。

AIチャットからできること

MCP(Model Context Protocol)連携をONにすると、ZimakuはローカルのMCPサーバー(zimaku-mcp)として動き、接続した外部AIクライアントから起動中のZimakuを操作できるようになります。ツールは5系統です。

読み取り(5ツール)
- list_jobs — ジョブ一覧をstatusで絞り込み取得(最大件数1〜100、既定20)
- get_transcript — 文字起こし本文をoffset/limitでページ送り取得(1ページ最大500件、既定200件)
- search_segments — セグメント全文検索(話者IDでの絞り込みは任意)
- get_speaker_segments — 指定した話者の発言だけを抽出
- search_knowledge — プロジェクト内の参照資料やチャット添付を横断するRAG検索(project/session/bothでスコープ指定、ヒット数1〜20・既定5)

編集(6ツール)
- edit_segment / split_segment / merge_segment — セグメントの本文・時間修正、分割、結合
- manage_speakers — 話者の作成・リネーム・統合・削除
- undo / redo — 直前の操作を取り消し・やり直し

ジョブ(4ツール)
- start_transcription — 新規の文字起こし開始(話者数は0〜10、0で自動判定)
- batch_submit — 最大100ファイルの一括投入(結合して1ジョブにするconcatオプションあり)
- get_job_status — 進捗のポーリング
- batch_control — キューの開始・並べ替え・再試行(retryはresume/restartの2モード)

エクスポート(2ツール)
- export — SRT・Premiere・Premiere XML・FCPXML・字幕焼き込みMP4の5形式で書き出し。形式ごとに失われる装飾を警告として返す
- get_export_status — MP4焼き込みなど時間のかかる書き出しの進捗確認

スタイル(3ツール)
- get_subtitle_style — 現在のスタイル設定を取得
- update_subtitle_style — フォント・色・太字・縁取り・影・背景・位置・字間行間・拡大縮小・回転など21属性を更新(clear_fieldsで個別設定を解除しグローバル値の継承に戻せる)
- reset_segment_style — セグメント単位の上書きをリセット

音声・映像ファイル自体はAIクライアントに送られません。やり取りされるのはテキストデータ(文字起こし本文・スタイル設定・ジョブ状態など)のみです。

設定画面のMCP連携セクション(無効状態)

有効化から接続までの手順

MCP連携は既定で無効です。有効化から実際にAIクライアントで使えるようになるまでの流れは次のとおりです。

MCP連携の有効化確認ダイアログ

安全に使うための設計と注意点

- 既定OFF+明示同意: トグルをONにする前に必ず「MCP 連携を有効化しますか?」の確認ダイアログが挟まります。「起動中のZimakuで開いているすべての文字起こしデータが、接続した外部AIクライアントから閲覧・編集できるようになります」という注意文を読んだ上で「有効化する」を押さない限り、有効化されません。
- 破壊的操作は既定で無効: 話者削除やジョブのキャンセルなど取り返しのつかない操作は、サーバー側の環境変数(ZIMAKU_MCP_ALLOW_DESTRUCTIVE)で明示的にopt-inしない限り実行できません。AIに「話者を削除して」と頼んでも、既定設定では拒否されます。
- アクセス範囲はMCP Rootsで許可したフォルダ内のみ: start_transcriptionなどファイルパスを扱うツールは、クライアント側で許可したフォルダの外を指定しても実行できません。
- Pro以上のプラン限定: Freeプランではトグル自体が無効化され「MCP 連携には Pro 以上のプランが必要です。」と表示されます。「Pro を確認」ボタンからアップグレード導線に進めます。ライセンスが期限切れ・解約・返金・停止になった場合も自動でMCP連携が無効化されます。
- いつでも遮断できる: トグルをOFFにすると接続情報が削除され、即座に接続が遮断されます。
- ChatGPTは現時点で非対応: MCPのローカル接続方式(stdio)に対応していないため、設定画面にもその旨の注記が表示されます。対応クライアントはClaude Desktop・Claude Code・VS Code・Gemini CLIです。

使い方

  1. 1設定画面を開き、「MCP 連携を有効化」のトグル(role=switch)をクリックします。
  2. 2「MCP 連携を有効化しますか?」ダイアログが開くので、内容を確認して「有効化する」をクリックします(「キャンセル」を押すと有効化されません)。
  3. 3トグルがONになると「クライアント登録手順」にmcpServersの設定JSON({ "mcpServers": { "zimaku": { "command": "zimaku-mcp" } } })が表示されるのでコピーします。
  4. 4使っているAIクライアントの設定ファイルに貼り付けます。Claude Desktopはclaude_desktop_config.json、Claude Code・VS Codeは.mcp.json、Gemini CLIは~/.gemini/settings.jsonです。接続トークンは自動取得されるため手入力は不要です。
  5. 5AIクライアントを再起動してZimakuの起動中に接続します。
  6. 6チャットで「今開いている文字起こしのジョブ一覧を見せて」のように自然文で指示します。読み取り・編集・ジョブ・エクスポート・スタイルの各ツールが利用可能になります。

コツ・補足

  • MCPを有効化している間は画面下部に「有効化中: 開いているすべての文字起こしデータが接続先クライアントからアクセス可能です。」という警告が常時表示されます。機密性の高い案件を扱う間は一時的にOFFにするのが安全です。
  • AIに大量のセグメントを編集させた場合もundo/redoで1操作ずつ戻せます。心配なら操作前に一区切り保存しておくと安心です。
  • 話者削除やジョブキャンセルのような破壊的操作をAIにやらせたい場合は、サーバー起動時にZIMAKU_MCP_ALLOW_DESTRUCTIVEを明示的に設定する必要があります。既定では安全側に倒れています。
  • get_transcriptは1回で最大500件までしか返らないページング仕様です。長尺の文字起こしをAIに全部読ませたいときは、offsetを進めながら複数回呼び出す前提で依頼すると噛み合いやすいです。

よくある質問

ZimakuをClaude Desktopから操作するにはどうすればいい?

Zimakuの設定画面で「MCP 連携を有効化」のトグルをONにし、表示される同意ダイアログで「有効化する」を押します。するとmcpServersの設定JSON({ "mcpServers": { "zimaku": { "command": "zimaku-mcp" } } })が表示されるので、Claude Desktopのclaude_desktop_config.jsonに貼り付けてClaude Desktopを再起動すれば接続できます。

MCP連携はなぜ既定でオフになっていて、有効化のたびに確認が必要なの?

有効化すると、起動中のZimakuで開いているすべての文字起こしデータが接続先の外部AIクライアントから閲覧・編集できるようになるためです。誤って情報が晒される事故を防ぐため、既定OFFのopt-in方式にした上で、ONにする直前に必ず同意ダイアログで内容を確認させる設計になっています。音声・映像ファイル自体は外部に送られず、やり取りされるのはテキストのみです。

AIに話者の削除やジョブのキャンセルを頼んでも大丈夫?

既定では拒否されます。話者削除やジョブキャンセルなどの破壊的操作はZIMAKU_MCP_ALLOW_DESTRUCTIVEという環境変数で明示的にopt-inしない限り実行できないようにガードされています。誤操作でデータが消える心配なく、読み取りや通常の編集だけをAIに任せられます。

Freeプランでもこの機能は使える?

使えません。MCP連携はPro以上のプラン限定機能です。Freeプランでは設定画面のトグル自体が無効化され、「MCP 連携には Pro 以上のプランが必要です。」という案内と「Pro を確認」ボタンが表示されます。ライセンスが期限切れ・解約・返金・停止になった場合も自動的にMCP連携が無効化されます。

ChatGPTからもZimakuを操作できる?

現時点では非対応です。MCP連携はローカル接続方式(stdio)を使っており、ChatGPTのデスクトップ/Web版はこの方式に対応していません。現在対応しているのはClaude Desktop、Claude Code、VS Code、Gemini CLIです。

AIが操作できるファイルの範囲に制限はある?

あります。start_transcriptionなど特定のファイルパスを指定するツールは、MCPクライアント側で許可した(Roots設定の)フォルダ内のファイルしか対象にできません。任意のパスを渡して開かせることはできない設計です。