AIチャットで字幕を相談しながら直す
字幕の直し方に迷ったとき、全区間を自分で見返すのは大変です。Zimakuのエディタ画面には専用のAIチャットパネルがあり、字幕について相談しながら直せます。AIにどこまで任せるかは「/read」「/propose」「/edit」の3段階で自分で選べるので、内容を読ませるだけの安全な相談から、その場で直接書き換えさせる作業まで、目的に応じて切り替えられます。
何をしてくれるのか
エディタ画面右側の「AIチャット」パネルで、開いている文字起こしについてAIと会話できます。パネルは開閉・幅調整ができ、次回起動時も同じ状態で復元されます。
会話はプロジェクト(文字起こし案件)ごとにセッションとして保存され、いつでも過去のやり取りを見返せます。ヘッダーの「+ 新しい会話を開始」で会話をリセットしたり、「分岐」ボタンで現在の会話を複製して新しいセッションとして枝分かれさせたりできます。分岐すると元の会話はそのまま残るので、「この直し方を試してみたいけど、今の流れは崩したくない」というときに、別セッションで別の方向性を試せます。
AIへの権限は、入力欄の先頭に打つスラッシュコマンドで決めます。
- /read — 字幕を読む・検索する・要約するだけで、一切書き換えません。内容を安全に相談したいときに使います。
- /propose — AIは必ず修正案という形で返し、直接の書き換えは行いません。提案を一覧で見て、1件ずつ、またはまとめて採用・却下します。
- /edit — そのターンだけAIに直接編集を許可します。テキスト修正のほか、話者の割り当て変更・新規作成・統合・リネーム、セグメントの分割、字幕間の無音区間詰めまで、人が手でやるのと同じ操作をAIが直接行えます。
スラッシュを付けずに送った場合は読み取り・提案系のツールのみが使われ、書き換えは行われません。編集させたいときは明示的に /edit と打つ必要があります。
対象を絞り込みたいときは、入力欄で「@」を打つと参照候補が出ます。@segment 12-15で区間範囲、@speaker {名前}で特定話者の全発言、@script:行Nで添付台本の行、@time HH:MM-HH:MMで時間範囲、@referenceで添付済みの参考資料を、それぞれAIへの参照として指定できます。エディタ側で複数セグメントを選択してから「選択中の字幕区間を参照に追加」ボタンを押せば、区間番号を手打ちせずまとめて参照に加えられます。
台本や用語資料がある場合は、PDF・DOCX・TXT・MD・SRTファイルをチャット欄にドラッグ&ドロップ、または「ファイルを添付」ボタンから添付できます。AIはこれを根拠に校正したり、台本と照合したりします。
使い方
スラッシュコマンドと@参照を組み合わせて、相談から編集まで進める手順です。
- 1エディタ画面右側の「AI チャットを開く」ボタンでAIチャットパネルを開きます。
- 2入力欄で「/」を入力すると /read・/propose・/edit の3つの候補が表示されます。↑↓キーで選び、Enterで確定します(読むだけなら /read、提案を挟みたいなら /propose、直接直してほしいなら /edit)。
- 3相談したい範囲を絞りたい場合は「@」を入力し、@segment 12-15 や @speaker {名前} などで対象を指定します。すでに選択中のセグメントをそのまま渡したい場合は「選択中の字幕区間を参照に追加」ボタンを押します。
- 4台本や表記ルールなどの資料を踏まえてほしい場合は、PDF・DOCX・TXT・MD・SRTファイルをチャット欄にドラッグ&ドロップするか「ファイルを添付」ボタンから選びます。
- 5指示を入力して送信します。複数行の指示はShift+Enterで改行でき、生成中に止めたい場合は表示される「停止」ボタンを押します。
- 6結果を確認します。/read なら回答を読むだけ、/propose ならチャット内に並ぶ提案カードごとに「✓ 採用」「✗ 却下」、または「すべて採用」「すべて却下」「選択中○件を採用」で反映するかを決めます。/edit の場合はその場で直接反映されるので、内容を確認してCmd+Zで取り消せます。
コツ・補足
- 何も指定せず送った場合は読み取り・提案系ツールのみが動きます。書き換えられたくない相談は、あえて /edit を打たなければ安全に使えます。
- /edit はそのターンだけ有効です。次のメッセージでまた提案ベースに戻したい場合は、あらためて /propose や /read を打ってください。
- /edit による編集は1セッションあたり50回までという上限があります。上限に達した場合は新しい会話を開始してください。
- AIによる編集も手動編集と同じ編集履歴に記録されるため、Cmd+Zでいつでも取り消せます。
- 生成中の応答は途中で止められます。指示を出し間違えたり、思っていた方向と違う返答が続いたりしたら、停止ボタンで打ち切ってやり直せます。
- 長いPDFを添付した場合、AIが自動で「まるごと送る」か「必要箇所だけ検索して送る」かを選びます。狙った通りに参照されていないと感じたら、送信方式を切り替えるオプションもあります。
- 会話の流れで「この表記を用語集に登録して」と頼むと、AIがプロジェクトの用語集に追加してくれます(重複はAIが確認します)。登録後は以降の文字起こしにも反映されます。
- 何も指定せず送信した場合は読み取り・提案系ツールのみが使われ、書き換えは行われません。
- /edit はそのメッセージ(ターン)だけ有効です。次の指示でまた /read や /propose に戻したい場合は再度打ち直してください。
- /edit による直接編集は1セッションあたり50回までです。上限に達したら「+ 新しい会話を開始」で新しいセッションにします。
- AIによる編集も手動編集と同じ編集履歴に載るため、Cmd+Zで取り消せます。
- ヘッダーの「分岐」ボタンで現在の会話を複製した新しいセッションを作れます。元の会話は変更されないので、別の直し方を安心して試せます。
- 会話の中で「この表記を用語集に登録して」と頼むと、AIがプロジェクトの用語集に追加してくれます。
よくある質問
- AIチャットに字幕を勝手に書き換えられたくない。どうすればいい?
何も指定せずに指示を送るか、入力欄の先頭に /read と入力してから相談してください。どちらの場合もAIは読み取り・要約・検索・提案のみを行い、字幕を直接書き換えることはありません。
- AIに直接字幕を直させるにはどうすればいい?
入力欄の先頭に /edit と入力し、続けて「Speaker 1を佐藤にリネームして」のように具体的な指示を書いて送信します。そのメッセージのターンだけ編集が許可され、テキスト修正・話者の割り当て変更/新規作成/統合/リネーム・セグメント分割・無音区間詰めが直接反映されます。結果が意図と違えばCmd+Zで取り消せます。
- 特定の区間や話者だけをAIに見てほしいときはどうすればいい?
入力欄で @segment 12-15 のように区間番号を指定するか、@speaker {名前}で話者を指定します。エディタ側でセグメントを複数選択してから「選択中の字幕区間を参照に追加」ボタンを押せば、区間番号を手入力せずにまとめて参照へ追加できます。
- AIの提案をレビューしてから反映するにはどうすればいい?
入力欄の先頭に /propose と入力して指示を送ります。AIは提案カードの形で修正案を返すので、カードごとの「✓ 採用」「✗ 却下」ボタン、またはリスト上部の「すべて採用」「すべて却下」「選択中○件を採用」ボタンで、確認してから反映するかを選べます。
- 台本や表記ルールを見ながら校正してもらうにはどうすればいい?
PDF・DOCX・TXT・MD・SRTファイルをAIチャット欄にドラッグ&ドロップするか、「ファイルを添付」ボタンから選択します。添付後は @reference で明示的に参照させることもできます。
- 今の会話はそのままに、別の直し方も試したいときはどうすればいい?
AIチャットパネルのヘッダーにある「分岐」ボタンを押し、表示されたダイアログで新しい会話のタイトルを入力して「分岐する」を押します。現在の会話を複製した新しいセッションが作られ、元の会話はそのまま残ります。