← できること一覧
機能ガイド 10·2026-07-18·読了 約4分

音声波形を見ながら聞き取り作業する

文字起こし結果を仕上げるとき、字幕テキストだけを見ていても聞き取りにくい箇所は見落とします。Zimakuのエディタ下部には音声波形ペインがあり、波形を拡大して細かい発話の区切りを確認したり、特定の話者の発言だけを続けて聞き直したりしながら作業できます。ここでは波形の操作方法と、話者だけを聞き返す「フォーカス再生」の使い方をまとめます。

波形ペインでできること

エディタ画面下部には音声波形ペイン(WaveSurferで描画)があり、音声波形とセグメント区間が重ねて表示されます。無音区間や発話のタイミングを目で見て把握しながら、セグメントの境界を確認できます。

波形ペイン右上には3つのボタンとスライダーがあり、「全体表示」ボタンでファイル全体を一発で俯瞰表示に戻せるほか、「−」「+」ボタンとスライダーで拡大率を細かく調整できます。現在の拡大率は「%」表示で確認できます。

その隣にあるスクロールモード切替ボタン(初期状態は「|」アイコン)は、再生位置を波形の中央に固定して自動追従させるか、自由にスクロールして好きな位置を確認するかを切り替えます。長尺素材で再生しながら追いかけたいときは自動追従、特定区間をじっくり見比べたいときは自由スクロールが便利です。

音声波形ペインとズームコントロール

使い方

波形の拡大・縮小と話者フォーカス再生は、以下の手順で行います。

  1. 1文字起こし・話者分離済みのプロジェクトをエディタで開きます。画面下部に音声波形ペインが表示されます。
  2. 2波形ペイン右上の「全体表示」「−」「+」ボタンやスライダーで拡大率を調整します。波形上にマウスを乗せてCtrl+ホイール(Macは⌘+ホイール)を回すと、再生位置を基準にその場でズームできます。
  3. 3キーボードでは Ctrl+=(Ctrl++でも可)で拡大、Ctrl+-で縮小、Ctrl+0で全体表示に戻せます(Macは⌘キー)。波形上でShift+ホイールを使うと横方向にスクロールできます。
  4. 4スクロールモード切替ボタン(| / ↔)で、再生位置を中央に固定する自動追従と、自由スクロールを切り替えます。
  5. 5タイムライン左側の話者トラックヘッダーで、聞き直したい話者の行の再生アイコンをクリックします。その話者のセグメントだけが連続再生され、波形ペイン上部に「(話者名)をフォーカス再生中」のバナーが表示されます。
  6. 6フォーカス再生を止めるには、バナーの「解除」ボタンか、トラックヘッダーの同じボタン(■アイコン)をクリックします。セグメント間の間隔は「設定」→「エディタ」の「フォーカス再生ギャップ」で調整できます。

話者だけを聞き返す(フォーカス再生)

タイムライン左側の話者トラックヘッダーには、その話者にセグメントがある場合のみ再生アイコンが表示されます。クリックすると、その話者のセグメントだけを順番に連続再生する「フォーカス再生」が始まり、他の話者の区間は自動的にスキップされます。

フォーカス再生中は波形ペイン上部に「(話者名)をフォーカス再生中」というバナーが表示され、今どの話者に絞って聞いているかが常に分かります。バナー内の「解除」ボタン、またはトラックヘッダーの同じボタン(アイコンが再生から停止に変わります)をクリックすると、いつでもフォーカス再生を止められます。

セグ間の間隔(ギャップ秒数)は、エディタ右上の「設定」ボタン(歯車アイコン)から設定画面を開き、「エディタ」セクションの「フォーカス再生ギャップ」で0秒・0.3秒・0.5秒・1.0秒・2.0秒から選べます。相槌や間を確認したい場合はギャップを長めにしておくと、次のセグメントに移る前に余韻を確認しやすくなります。

タイムラインの話者フォーカス再生ボタンと波形ペインのフォーカス中バナー

コツ・補足

  • 波形上でCtrl+ホイール(Mac: ⌘+ホイール)を回すと、再生バーの位置を基準にズームします。マウスを動かさずに聞いている場所を拡大できるので、細かい発話境界の確認に便利です。
  • フォーカス再生中に波形をクリックして大きく別の位置にシークすると、フォーカス再生は自動的に解除されます。ちょっとした聞き直しのつもりで波形をクリックすると解除される点に注意してください。
  • フォーカス再生ボタンは、その話者にセグメントが1つ以上ある場合のみトラックヘッダーに表示されます。
  • 長尺のファイルでも音声はサーバーからストリーミング再生され、波形ピークデータも別途取得される仕組みのため、全体を読み込まなくても滑らかに波形表示・シークができます。
  • 字幕やセグメントの見た目を編集したいときは「セグメントを分割・結合・削除して整える」、話者そのものを直したいときは「話者を自動で見分けて色分けする」の記事も参考にしてください。

よくある質問

Zimakuで音声波形をズームするにはどうすればいい?

波形ペイン右上の「全体表示」「−」「+」ボタンやスライダーで拡大率を調整できます。キーボードならCtrl+=(またはCtrl++)で拡大、Ctrl+-で縮小、Ctrl+0で全体表示に戻せます(Macは⌘キー)。波形上でCtrl+ホイールを回すと、再生位置を基準にその場でズームできます。

波形が再生位置に自動でついてこないようにするには?

波形ペイン右上のスクロールモード切替ボタン(| / ↔)をクリックして自由スクロールに切り替えます。初期状態は再生位置を中央に固定する自動追従(|アイコン)になっているので、ボタンを押すと自由にスクロールできるモード(↔アイコン)に変わります。

特定の話者の発言だけを聞き直すにはどうすればいい?

タイムライン左側にある話者トラックヘッダーにマウスを乗せると再生アイコンが表示されるので、それをクリックします。その話者のセグメントだけが連続再生される「フォーカス再生」が始まり、波形ペイン上部に「(話者名)をフォーカス再生中」のバナーが表示されます。

フォーカス再生を止めるにはどうすればいい?

波形ペイン上部に表示されるバナーの「解除」ボタンをクリックするか、フォーカス再生を開始したトラックヘッダーのボタン(アイコンが■に変わっています)を再度クリックします。波形を手動で大きくクリックしてシークした場合も、フォーカス再生は自動的に解除されます。

フォーカス再生でセグメントとセグメントの間の間隔を調整できますか?

できます。エディタ右上の「設定」ボタン(歯車アイコン)から設定画面を開き、「エディタ」セクションの「フォーカス再生ギャップ」ドロップダウンで0秒・0.3秒・0.5秒・1.0秒・2.0秒から選べます。0秒だとセグメント間で一時停止せずに次へ進みます。